こんにちは、レオです。
私たちは、普段から支出の最適化を心がけておりますが、いつも楽しみにしていて参考にさせて頂いているYoutuberさんがおります。
それは「倹者の流儀」というチャンネルで節約を趣味と公言されているくらまさんです。
20代で会社員をされつつもYoutubeで情報発信をされており、すでに5万人近いチャンネル登録者がおります。
さて、先日Youtubeを見ていた際、コメント欄で気になったコメントがありました。今日はそれについて紹介するとともに、私たちの考えを述べたいと思います。
節約Youtuberくらまさんについて
Youtubeチャンネル「倹者の流儀」より下記引用
【自己紹介】 ファイナンシャルプランナーの資格を有し、節約が得意で毎日実践している社会人です。 社会人1年目一人暮らしをしながら250万円以上の貯金に成功しました。 この経験をもとに私の常軌を逸した徹底的な節約・倹約を生活を動画にして発信していきます。 皆様のためになるよう情報も発信していきますのでどうぞよろしくお願いします。
定期的にyoutubeコメント欄で繰り広げられる「若いうちは節約なんか趣味にするな」論争
つい先日も起こっていましたこの論争w
これはくらまさんのチャンネルに限らず、節約倹約をして情報発信をされている方のコメント欄で毎回起こっています。
具体的なアカウントや投稿内容を掲載するのは差し控えますが、簡単に内容をまとめると
「歳をとると楽しめるものも楽しめなくなるから、若いうちは貯金なんか趣味にしてないで経験を積んだ方がいいよ」というコメントです。
特に、今の20代と40~50代位の世代の間でこの辺りの認識について世代間の大きなギャップがあるように感じます。
これについて、私個人の意見としては
「自分で考えた上で節約をしたいと思って実践しているのであれば他人に何と言われようと気にせず貫き通すべき」というのが持論です。
以下、その根拠を書きたいと思います。
経験はお金という尺度で計れるような浅いものではない
物の価値は、支払った金額と同じでは無いですよね。例えば、好きな人にもらった大切なプレゼントであれば、何年経っても貰った側にとっては値段以上の価値があるはずです。
しかし、お金をたくさん使って例えば「キャバクラでいい気分になって数十万を一日に使った」としましょう。これは、後の人生で振り返って貴重な経験になるのでしょうか?
こういった問いに対して、明確な答えは、ありません。
お金に関する価値観は人それぞれで、その経験が自分にとって非常に重要なもので、価値があったと思うのであればそれはその人にとっては正しい使い方であったという事になるからです。
同じ事象に対して、同じお金を使ったとしても、人それぞれ受け取り方は千差万別であり、その経験を踏まえてどう感じるか、今後に活きるものなのか否かは人によって異なるため一括りに語れるようなものでは無いのです。
つまり何が言いたいかというと、経験値の大きさ、貴重さとお金に対する価値観というのを同じ土俵で語る事自体がナンセンスである、と私は思います。
もし仮に、節約をしていてお金を使わないと貴重な経験ができず若い期間が無駄になるのだとしたら、今くらまさんはYoutubeという媒体で何万人もの人に日々定期的に情報を発信されておりますがこの経験も「貴重では無い」ということになるのでしょうか?(youtubeは無料で誰でも動画発信ができ今はスマホ一台でも始められるものです)
くらまさんのような経験をされている方は、私たちの世代でも(おそらくどの世代を見ても)ごく僅かです。とても貴重で学びの多い経験をされていると思いますが、こういったことも「無駄」だと言い切れるということでしょうか?
そんなはずはないですよね。
これほど今の時代にマッチした価値のある経験をしている方は同世代でもかなり限られてくるはずです。
これだけ多くの方に必要とされ応援されているチャンネルが出来上がり、その軸が「節約が趣味」という部分だったのですから、それだけで「節約できる」という要素はくらまさんにとってかけがえのない財産であるとさえ言えると思います。今の時代にも合っていて需要がそれだけあるのですから。

倹約、資産運用をする若者の価値観の根底にあるのは日本の将来に対する強い閉塞感
価値観が違う点に関して、どちらが正しいかを競い合い相手を論破したりするのが正しいか?というと必ずしもそうでは無いと私は思っています。
特に世代間でその違いが顕著な例については、その背景も踏まえて「そういうものか」くらいに納得しておくことが冷静に物事を見るために有用だと思います。
この世代間ギャップが起きている一つの要因として、生きてきた時代背景の違いがあると思います。
総務省統計局より引用
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html
今の20代は1990年代に生まれておりますが、成人を迎えていよいよ社会のことを本気で考え出すようになる2010年以降、すでに人口増減率は「マイナス域」に達しています。
これは一つのデータでしかありませんが、実際に私たちの肩にのしかかっている見えない不安、先行きの不透明さは尋常でないものがあります(少なくとも私は不安で仕方がありません)
- 人口減少により人口ピラミッドが騎馬戦型から肩車型に
- 老後資金不足、年金不足
- 現役世代、特にサラリーマンの税負担はますます増える一方
- 景気が良くても企業は労働賃金で社員に還元をしない(配当にて株主還元を強める姿勢が顕著)
- そもそも終身雇用が崩壊しつつあり同じ水準の給料がもらえ続ける保証が全く無い
経済が成長し続けてお金が有り余っていたバブル経済のような時期を一度経験しているか否かという部分も大きいのかもしれませんね。
今の日本の状況を考えると、今後状況は更に悪化こそすれ、改善することはまず無いと考えたほうがいいでしょう。
自分が今住んでいる国で、自分が置かれている状況について客観的に分析をしてその上で必要な対策を各自がとっていくのは、大人として考えるべき当然のことですよね。
今後、私たちも、当ブログの趣旨通り、
- 事業収入(副業を中心)を最大化させ
- 夫婦で協力して支出を最適化させ
- 株式投資にて資産運用に回す
こうして資産を最大化させて自分たちで備えていきたいと思っています。
これは今後の日本で必ず広がり、夫婦で協力して資産運用資金を家計から工面するのは「当たり前」と言われる時代もすぐそこにきているのでは無いかと思っています。
そうなった時に、自分たちが毎日綴っていることが生の声として少しでも役に立てばと願い、これからもブログ、Youtubeでの発信を続けていきたいと思います。
ではでは。
趣味に優劣をつけちゃってるんだよな。なにかこう印象のいいような趣味でないといけないみたいな。節約が趣味というならその経験は本来旅行とかスポーツとかと変わらないいい経験のはずなんだが
dedsさん
コメント有難うございます、お読み頂きとても嬉しいです。
そうですね。趣味や人生観など本当に人それぞれであり、その聖域に年上だからといって土足で踏み込まれては見ている方もいい気持ちはしませんよね。
自分の趣味くらい、他人の印象など気にせず好きにさせろやって思いますw 特にyoutubeの情報発信なんて見たい人だけ見ればいいんですから(笑)