皆さんは、丸鳥で参鶏湯(サムゲタン)を作ったことありますか?
「あります!」と答えたこの時点で、国民の数十%に絞られることは確実です。
私たちが愛用している、ホットクックの公式レシピ集の中に参鶏湯を発見した…。
ホットクック公式レシピの参鶏湯に必要な材料です。
- 下処理をした丸鶏(1羽)
- もち米(75g)
- にんにく(2かけ)、しょうが(1かけ)
- なつめ(4個)、クコの実(適量)
- 白ねぎ(1/3本)
- 塩・コショウ
- 松の実(15g)

そう、全てはここから始まったのであるっ!
○ ホットクックを持っているけど、まだ参鶏湯を作ったことがない人
○ 公式レシピでは、調理時間1時間50分と記載があるが“実質時間”が気になる方
○ 参鶏湯は作るに値するか?を知っておきたい方
○ 簡単・便利・時短家電のホットクックに、興味・関心がある

最初の画像を見る限り、まあ美味しそうに見えるのだけれど?
そうですよね、そうなんですよ。でも、これからですよ、壮絶なドラマは!
後半は、写真たっぷりの内容となっております。
できあがりのホットックの蓋をオープンする動画もありますので、ご期待ください!
なお、鶏を裁くシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
ホットクック公式レシピ集の“よく見るページ”に参鶏湯は載っていた

ある日の午後2時、私たちは昼食を食べ終え、少しゴロゴロしはじめていました。

このままだと、貴重な1日が終わっちゃうよ、なんかする?

冷蔵庫に食材もないし、買い物でもどう?
そう。それは、今を振り返れば「夫の発言」だったのである…。

参鶏湯作ろうよ!ホットクックのレシピに大きく乗ってるんだよね!
ホットクック公式レシピ集の“ある法則”
画像をよく確認すると、確かに見開きページでは1番大きく記載されています。
料理のプロが監修しているであろう、公式メニューの中にも「これは美味しいもの!これは…ちょっとイマイチかも」というレシピがあるものなんですね。
例えば、【煮物】の一丁目一番地に記載がある肉じゃがは、1ページ全てを使い大きく記載してあり、簡単かつ最高においしい。
また、【カレー・シチュー】の1番に記載がある、チキンと野菜のカレー(無水カレー)は、これが食べたくてホットクックを買ったようなものです。これも最高においしい。そしてページも1ページ丸々使用しています。

そうなんです。私たち夫婦が見つけたこのレシピ集の法則は【大きく画像が乗っているものは、これを監修した料理のプロが、美味しいよ♪】とお墨付きがあるもの。という法則です。
その参鶏湯のページは、よく目にしていたページだった
参鶏湯の右側のページにある、「玉ねぎの丸ごとスープ煮」と「キャベツの丸ごとスープ煮」この2つは我が家のホットクックのスープメニューでは定番となっております。
今は春野菜のシーズンで、調理も簡単で抜群の美味しさなのです。
なのでちょいちょい、このページを開いて具材(調味料の量)を時折確認していました。
すると、丸ごとシリーズを経験している私たちが、1匹鶏を丸ごとを使ったレシピに興味が湧かないわけがありません!
善は急げ、何よりもまず行動が大事な世の中です。

必要な具材を、写真に撮って、いざ買い物に出発!
この時、写真に記録して満足し、あまり必要な材料を確認していなかったのが誤算でした。
材料の半分が一般家庭に無いという【難易度の高さ】

スーパーに到着。この時、時刻は午後2時半頃。
晩御飯を買うには比較的早い時間帯です。
時間に余裕があるので、消臭剤や美容関係の商品を買いつつ、下の階の食品売り場へ。
この料理は難易度が高い
まずは、今回の主役「鶏丸ごと1羽」です。
業務スーパーにも冷凍の丸鶏が売っているとの情報は、事前に知っていました。そして、安いがあまり美味しさに欠けるとあったので、ちゃんとしたものを買おうと。
しかし、伺ったスーパーには3,000円のブロック肉!など売っていましたが、丸鶏はお肉コーナーには売っていませんでした。ここなら売っていると思ったのに…。
仕方なく、冷凍の丸鶏を購入することに。これも今回の失敗の1つです。
その時は、岩手県産で1,000円でそれなりの大きさで、良いと思っていました。

ニンニク、しょうが、塩コショウはあるから、あとは「もち米」「なつめ」「クコの実」「白ねぎ」「松の実」だね。

・・・・・。もち米と白ねぎと、なんだって!?
そう、この参鶏湯の難易度は相当高いです。
もち米だって無いのに、聞いたことない具材が多いのです。
かれこれ、30分は探しましたが、店員さんに聞くに聞けず、結局「なつめ」「クコの実」「松の実」は広い店内をくまなく探しましたがありませんでした。
そもそもどういうパッケージで売っているのか、それらしいGABAシリーズのところにも無く、諦めて「業務スーパー」へ…。
業務用スーパーには、あったものはあった
結論、「松の実」はありませんでした。探しに探しました。
これで、完全な公式メニュー通りではなくなりましたが、松の実が味の決め手になるとは思えません。
業務スーパーになかったので、カルディや成城石井や大手百貨店の売り場に行かないとないと思います。
「松の実」をググってみると、ハムスターのひまわりの種のようなものでした。まぁ、無くても問題ないかな…と思います。
ちなみに他のお値段は、なつめは398円、クコの実は約150円でした。
にしても、なつめは重くて量多い・・・500gって。
単体で食べてみると、なつめはプルーンのような味、クコの実は杏仁豆腐以来の再会でしたが、そこまで主張してくる味ではないですね。

帰宅すると、既に午後6時です。
それでは、ここからはサッサっと作っていきましょうっ!
レッツ!クッキング!一緒にクッキングのはずが…!?
ヘルシオオーブンにて、丸鶏の解凍からです。これが物凄く時間がかかりました。
何回か確認を繰り返し、正味40〜50分はかかったと思います。それでも結論、中まで解凍しきれていませんでした。
そして、もち米を30分浸す。
この2つが終わらないと、次に進めないのでした。

なんか、暇だなぁ〜。スマホいじるか〜。
この辺りから、言い出しっぺの夫が、フェードアウトしていく感はありました…。
材料の確認【調理の工程を画像】で解説

我が家では絶賛愛用中!おすすめの調味料
我が家では、にんにくとしょうがは桃屋の瓶詰めを購入しています。
これはオススメです。みじん切りの手間分時短になるのと、そもそも最高にうまい。桃屋最高!やはりAmazonでの評価も光かがやいてますね。
また、塩コショウはクレイジーソルト、クレイジーペッパーを使用しています。これはもはや魔法の調味料です。一流の高級レストランの香りと味が、ひとふりで再現できます。
どれも今では無くてはならない調味料ですね。どれも使ったことない人は、まずは、クレイジーソルトから是非使ってみてください。
妻の本気を見た
公式メニューではなつめは4個とありましたが、購入した物のパッケージ裏の参鶏湯レシピをみると8個と書いてあったので、今回は8個使ってます。
クコの実の適量はよく分かりませんので、画像くらい入れています。それに、にんにくとしょうがを投下します。
なつめとクコの実は、半量ほどもち米と合わせて混ぜていきます。残りの半量は、飾りとして使います。

混ぜたものを、鶏の腹を切り中に詰めていきます。

あ、俺…こういうの無理(フェードアウト)

何が?どこが?(グサっとな)
看護師という職業柄なのか、妻自身のポテンシャルの高さなのか包丁に迷いはありません。
ここからはの夫は、ただの置物と化していました。一緒にクッキングとはいったい…。
解凍不足なのか、全部入りきりませんでした。やはり解凍されている丸鶏を使うのが最適解です。
入りきらなかったものは、ホットクックと一緒に入れちゃいます。
中に入れるものを入れたら、中身が出てこないように“つまようじ”で鶏の穴を塞ぎます。
そして、左右の足を中央に寄せて、タコ糸(無いので普通の糸で代用)で縛ります。

食農教育をきちんと学ぶべきだった…。
人間は、他の生物の命を頂いて生きてるんだ。
あとはホットクックにお任せよ♪

やぁ、ただいま。あとは、丸鶏を内蓋に入れて「なつめ・クコの実」の半量と、小口切りにしたネギを入れていきます。
我が家では2人暮らしですが、たっぷり入るホットクック【KN-HW24F】を使用しています。
小さいサイズだと、丸鶏は入らないかもしれません。
ホットクックを買うなら、一人暮らしでも1番大きいサイズを購入することをオススメします。
冷凍にして作り置きできますし。大は小を兼ねるとは、ズバリ今回の参鶏湯レシピにより証明できます。
最後に、丸鶏がかぶるくらいまで水を加えて本体にセットします。
ただし、鶏の大きさにより「水位MAX」の線を越える場合には、水は内蓋の上部から4cm以下の量にしてください。
4cmを測ると、だいたい直火・IH加熱不可と書いてあるところまでです。

おそらくそれ以上入れると、吹きこぼれるのだと思います。
そして、いよいよ動画です!
ホットクックで1時間50分待ち完成【フタオープン動画】
良い感じにできあがりました。黄金色にかがやく鶏油(チーユ)もあって香りも最高!
この時は、「きっと美味しだろう」と思ったんですよ。
時刻はなんと夜9時15分。いざ、実食ですっ!
ホットクックはなんだかんだ、2時間かかりました。その間に2人ともお風呂に入りました。


あー、なんだろう。おしい感じ。
味が薄いというか、もっと鶏感あってもいい。
そのまま食べると、味的には薄いです。超薄い。
そして、鶏を食べても何か味が染み込んでいる訳でもなく、淡白な鶏の味って感じ。
クレージーソルトで味を整えないと、味が引き締まらない。なんか、醤油とかポン酢とか欲しくなるレベルです。
ただ、鶏の中のもち米に到達すると、しょうがやにんにくの味が効いていておいしいです。
「もち米>>>丸鶏>スープ」の順番でおいしいです。

なんか、がんばった割には味が微妙じゃね?

うん、がんばったのは私ね。
そうね、値段も2,000円くらいかかってるのにね。夜10時に食べ終わって、実質8時間かかったね。
『まとめ』と『おまけ』

まとめると、次回も作るかというと微妙です。詳しくは下記のとおり。
- 丸鶏は冷凍されていないものを使うべきで、そもそも美味しい鶏を選ぶべき。
- 時間は、買い物時間や待ち時間も合わせると半日潰れます。
- 味は淡白な仕上がりなので、ふりかけタイプのカレー粉などあると良い。
- 材料で残った、なつめ(約100個)、クコの実、もち米の消化に困ります。
以下、おまけです。

残った汁がもったいなかったので、冷蔵庫に保管し翌日袋麺(即席めん)を作りました。
結論、むちゃくちゃうまかったです!
鶏油が効いていて、スープだけならお店の味になりました。
参鶏湯とのコンボで、ぜひ作ってみてください。
袋麺(即席めん)はホットクックでも作れますがオススメしません。きちんと、鍋で作ってくださいね。

以上、波乱万丈のある日の休日のお話でした〜。
休日時間を大切に、QOL向上を意識して、有意義に使いましょうね!
家での無償労働はもうやめて、一家団欒の良き時間をお過ごしください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
まだまだ、始まったばかりのブログですが、リピート訪問は私たちの励みになります。皆さまの【お気に入りブログ】となれるよう、これからも魂込めて更新いたします。記事への感想・コメントだけでも大変心強く、更新の励みになり嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたします。
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