最近、テレビでも『お金』について取り上げられることが多くなり、その中で『FIRE』という言葉を聞いた方も多いでしょう。
私たちの夫婦の家族日記も「セミリタイアFIREを目指す」とあり、私たちも人生を豊かに生きる考え方の1つとして、FIREを意識しています。
定年退職は65歳に延長され、今後最終的に【定年撤廃】となった時に、定年は自分でゴールを設定するということに気づくべきなんです。

今回は簡単に、サクッとFIREについての紹介と、具体的なFIREまでのシミュレーションをグラフで見てみましょう!
- 初心者の方で、最近流行りの『FIRE』とは何か?いくら必要か?知りたい
- 『FIRE』までの具体的なステップ・方法を知りたい
- 【“年生活支出の25倍の資産”と“4%ルール”】を学びたい
- 公務員はFIREできる可能性があるのか?知りたい
最後までお読みいただければ、周りのほかの方より確実に、金融知識やお金の考え方に差がでること間違いなしですっ!

少し長文ですが、それに耐えてこそ『次の扉』が開きます。
FIREの【定義】を正しく理解しよう

- FIRE
- Financial Independence, Retire Early
(ファイナンシャル インディペンデンス リタイア アーリー)
日本語訳では「経済的に独立して、早期退職する」です。

「定年退職を待たずに、30歳〜50歳でひと財産築いて引退しよう」ということです。
「FIREした!」というには、下記の式を完成させる必要があります。
【資産による所得】>【生活していくためのお金】、この状態がFIREしたという状態です。
では【資産による所得】とはなんでしょうか?それはもちろん、本業の仕事以外の収入(いわゆる不労所得)です。
一般的には、『株式による配当所得』『不動産による家賃収入』などがあります。資産が資産を生み出すものが株や不動産というわけです。
アメリカでブームになったFIREですが、日本でも多くの方がFIREしています。
不死のニワトリが卵を産み続けて、その卵のみ食べて暮らしていくのがFIRE。
どうでしょう?皆さん。普段ニワトリを買って、“ニワトリ本体”を食べてしまって、「あー、おいしかった^^」とお金を消費してはいませんか?となると、そのニワトリは資産ではないことにお気づきですね。

だって、株・不動産(不死のニワトリ)を持ってないし、そもそもよく分からないよ…
そう思ったのも仕方ありません。なぜなら、「義務教育で金融知識は学ばないから」です。そしてようやく2022年から、高校の家庭科で投資信託について学ぶことになりました。
銀行口座を持っているけど、証券口座は持っていない。なぜなら、証券口座は会社で作れとは言われないから持っていないのです。
証券口座を持っていないお金持ちはいません。まずは“富の倉庫”証券口座を持ちましょう。
昔のように〇〇証券の窓口に行って口座を開設する時代ではありません。ネットでサクッと口座を開設してしまいましょう。
そして、お金の知識がないのに、社会人になると所得税や住民税やら社会保険料やら取られるのです。
「お金の知識は自分で学べ」というのが、お国さまからの暗黙の回答です。

大丈夫です。この記事で一緒に“ゼロ”から学んでいきましょう!
FIREまでの具体的な【考え方・方法】

そもそもあなたはなぜ、FIREをしたいのでしょうか?
そう自問自答すると、疲れるしなんだか辛いですが、ここは頑張ってなんとか自分自身の回答を絞り出しましょう。
実は、FIREと言いつつ、“RE”ばかり目がいっていませんでしょうか?リタイアアーリー(早期退職)です。
きっと、「今の生活が理想と違う」「今の仕事が嫌いだ」「毎日に充実感がない」などから、社会人になったはいいけど「このまま約40年間も働き続けるのは嫌だ!」という感情から、FIREに興味を抱いた方が大半でしょう。

大丈夫、私たちも最初はただの「REマン、REウーマン」でした(笑)
「健康・金銭・人間関係」人生のほとんどの悩みがコレですね。そして、近年1番複雑で大きな悩みになっているのは、やっぱり“人間関係”でしょう。
なぜなら、人間関係がお金のトラブルを呼び込み、人間関係に疲れて健康を害してしまうからです。
悩みが無いなら、きっとFIREを目指さなくとも、人生楽しく豊かに過ごせます。
それでは、サクッと具体的なFIREのステップをみていきましょう!

あ、1〜5までは、なんとか今日中にできるな〜。
うん、6は無理。
なぜ、1と2を考えなければならないのか。それは、【悩みを解決するのがFIREであること→解決方法はお金を貯めること】と思考がグルグル回ってしまうからです。お金!FIRE!お金!FIRE!となってしまい、FIREがある種の生きる目的になりかねません。
また、ただでさえFIREには時間がかかるのに、悩みを抱えたまま長期間FIREを目指す努力をするのは、根本的に気力・体力・精神力がもたなくなってしまうからです。
なので、悩みは抱えない。お金で解決できる悩みなら、まずそちらにお金を振り分けるべきです。
悩む時間がないほど、余裕のない方はまず時間を作ることから始めましょう!
それではなぜ、【25倍】という数字が出てきたのかみていきましょう。
ここでFIREの“FI”経済的独立(経済的な知識と自由とは何か)の理解が必要になります。
FIREのための【“年生活支出の25倍の資産”と“4%ルール”】とは

アメリカにあるトリニティ大学の研究で【生活支出の25倍の資産を築き、それを毎年4%づつお金を引き出していった場合でも、30年後も資金が底をつかない】という、1998年の研究結果からFIREという概念が生まれました。。
ここでいう資産とは、株式や債券であり「トリニティスタディの4%ルール」なんて言ったりします。

最初聞いた時は、今から約20年前の研究で、古いしなんだか怪しいなぁ…と思いました。
そして調べてみると、2018年にこのトリニティスタディの4%ルールを再度検証した「Wade Pfau氏という研究者」がいることが分かりました。
こっちであれば、2017年までのデータを扱っており私たちも知っている、リーマンショックなどの世界的な不景気の悪材料も含まれているため、より安心できます。
結果、【トリニティスタディの4%ルールは再度確かであることが証明され、なおかつ40年後でも高確率で資産が底をつかない】という結論となり、よりバージョンアップしています。

40年後も資産がなくならないなんて、なんだか不思議!すごい!
具体的に数字を使ってみていきます。
自分の理想の暮らしが200万/年でできるとしましょう。
- 200万円×25倍=5,000万円必要である。
- 資産5,000万円を、毎年200万円、月約17万円(4%)引き出していく。
- 通常であれば25年しか持たないが、40年間なくならない。
といった具合です。
もちろん自分の理想の暮らしが高ければ、
と増えていってしまうので、自分の理想の暮らしと生活支出を少なくする、自分にとってバランスの良いラインを見つけることが大切になります。
それが、経済的独立の第一歩なのです。

先程の、ステップ3はとても大事ですね。
自分の【理想の人生・生活】はなんなのかをまず考えましょう。
実際に7,500万円を貯める【シミュレーション】をしてみよう

新社会人22歳が、23年後の45歳で7,500万円貯めてFIREするためのシミュレーションを実際にしてみましょう。
貯金ゼロからのスタートで、【手数料が低コストの米国S&P500インデックスファンドをつみたて&再投資】した場合で試算しています。
米国S&P500インデックスファンドとは、アメリカの会社「Apple、Google、コカコーラ、マイクロソフト」などアメリカを代表する500社に投資できる「詰め合わせパック」のようなものとお考えください。
それが下記のとおりです。

楽天証券 積立かんたんシミュレーション より引用
『新社会人22歳が45歳で7,500万円貯めてFIRE』するためには
- 【毎月 積立額】は11万4千円(画像左上)ということが分かりました。
- なお、過去の米国S&P500平均リターン成績から6.8%とします。(机上の空論ではありません)
- もちろん、貯金ゼロの場合のシミュレーションのため、貯金があればより早期に可能です。

いや…、毎月11万4千円も投資に回せないよ。
と思った方は、多いはずです。
実際、公務員の社会人1年目の月の手取り収入なんて、大卒でも14万円前後ですからね。
しかし、今回お伝えしたいのは、FIREには毎月11万4千円必要という悲観的な情報ではありません。
通常であれば、月11万4千円を23年間貯め続けた場合(銀行口座に預けて運用した場合)、約3,150万円+数百円にしかならないものが、投資をすることによって、約7,500万円に化けているということを、強くお伝えしたいのです。
先程の画像の右下の棒グラフが、投資元本(もともとのお金)+運用収益(投資で増えた分)で成り立っていることがお分かりかと思います。
なぜこんなにもお金が増えたのか…。

最後の方の2040年を超えた、グラフなんてスゴイ伸び率ですね。
それは“複利の力”を得たからです。
「単利式」「複利式」とは? 複利を味方につけよう!
金利計算には「複利式」と「単利式」があります。これこそ、学校で教えてくれよ!レベルの話ですよね。
大人になってお金を借りる時やローンを組む時、「金利5%かぁ…」なんてぼやいている人がいますが、借りる方の5%金利でしたら放ってはおけない金利ですよっ!
なぜなら、複利式での金利だからです。
もちろん、計算式が単利式と複利式でそれぞれあるのですが、私たちの家族日記では視覚的に読者に伝えていきたいです。それがこちら。

楽天証券 トウシル 金利計算方法は2種類→「単利式」「複利式」の違い より引用
資産を投資で運用して、5%金利でお金が増えていくグラフ(5年間)です。
ポイントは、白色のグラフ(元本)に違いがあることです。
左側は白色が1万円と変わらず、右側は白色が1万2,145円に変化しています。結果、
- 単利式では、5年後に1万円が「1万2,500円」に
- 複利式では、5年後に1万円が「1万2,761円」に

「200円とちょっとの違いでしょ〜?」なんて考えは、少し改めましょう。
これが、例えば年数が違うと・・・
- 10年後には「1,289円」の違いに
- 20年後には「6,533円」の違いに
- 30年後には「18,219円」の違いに
- 40年後には「40,400円」の違いに
これは、あくまで最初の1万円を投資しただけでの違いです。
最初に100万円資金があれば、40年後には404万円の違いがあります。
それだけでなく、仕事でのお給料を毎月一定額つみたてていき、それを白色(元本)の部分に当てて行けば、爆発的に数字が伸びていくことがお分かりでしょう。
「折り紙を、25回折る(現実には不可能)と、富士山とほぼ同じ高さになる」と聞いたことがあると思います。そのような爆発力です。

基礎編では「これが投資の複利の力なんだ」と理解していただければ、100点満点です。複利を味方につける投資ってスゴイんです。
公務員はFIREセミリタイアできる!

ここまでお読みいただければ、「投資ってリスクあるんでしょ?」という感覚から、「あれっ?投資って確かにリスクもあるけど、投資しないのもそれまたリスクなんじゃない?」という感覚になってきたはずです。
まずは、本屋に行って“自分が行動するきっかけの1冊”を探してみてはいかがでしょうか?
私たちにもそのきっかけの1冊がありました。
投資にはまず、銀行口座ではなく証券口座を作らないといけないのです。“証券口座を持っていない”お金持ちは、存在しませんからね。
結論として、公務員にはFIREできる可能性があると書いておりますが、もちろんご自身の【理想の人生・生活】によって左右されます。
独身である、共働きである、子供がいる、親から土地をもらっているなど、その各々の条件で可能性は変化していきます。投資をするにあたり、これを「リスク許容度」と言います。

私たちは公務員でもFIREできると思います。理由は下記のとおりです。
あげたらキリがありませんが、一言でいうと「攻守バランスの取れた職業で、投資によるリスクを多く取れるから」です。公務員は間違いなく、リスク許容度が高い職業です。
そしてそれを証明するために、私たちの家族日記をぜひブックマークしていただき日々ご確認ください。

そのノウハウを、全てこれから完全公開していきます。
長文な記事、たいへんお疲れ様でした。
お金は「自分の目的を達成するため」のただの手段(道具)です。確かに、汚いお金の稼ぎ方・汚いお金の使い方はありますが、そのお金そのものに綺麗も汚いもありません。
したがって私たちは、富(お金)の最大化ではなく、人生の喜びや自由を最大化するためFIRE(セミリタイア)を目指していきます!
私たちのバイブルとなっている本をご紹介し、終わりにいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
まだまだ、始まったばかりのブログですが、リピート訪問は私たちの励みになります。皆さまの【お気に入りブログ】となれるよう、これからも魂込めて更新いたします。記事への感想・コメントだけでも大変心強く、更新の励みになり嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたします。
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