今回は妻が病棟で働いていて“びっくりしたこと3選”をお伝えしていきます。
入院に必要なアイテムや、入院中持っていって良かった物は事前に調べる方が多いようです。

本当に持ってきて欲しいのは、病気を直そうという謙虚な心と入院マナーです。
なんなら、入院されることになった際に、施設によってホームページや冊子で案内していますので、その内容を確認すれば入院の準備はOKなんです。
入院したことある人も、ない人も、現在入院中の方も、おさえておきたい入院マナーを学んでいきましょうっ!

最後の3番目は自分もやっちゃいそう。
これを知って、看護師さんの負担を減らしましょう。
- 看護師に対する入院マナーを知って、看護師と良好な関係を築きたい方
- ついついやってしまう・言ってしまう可能性があると思う方
- タイトルの真相を知りたい方
Amazonなどの通販の届け先を病院宛にすること


・・・。えっ?Amazon禁止ですか?

あなたの場合、よーく聞いてちょうだい。
これには2パターンあります。
- 入院中の患者様が、通販で物を買って病院宛に送るパターン
- 入院中の患者様の親族やお友達が、「お見舞いの品」や「差し入れ」として病院宛に送ってくるパターン
実は、通販の送り付けはときどきある行為なんです。
結論から言いますと、現在入院中の施設で、通販の対応が可能であるか?どのような手順になるのか?
確認をしてから通販で物を頼みましょう。

施設によって対応は様々かと思います。
利用を検討する時はスタッフ(看護師)に確認しましょう。
1番困るのは、それぞれのパターンで、
- 病院スタッフに確認もせず、来ることも伝えず病院宛に送ること。
- 送り主が入院している本人にも伝えず、病院へも事前に確認・相談もせず病院宛に送ること。
になります。
妻が勤めている病院では、宅配業者さんは病院スタッフに預けて、それを患者様に渡すシステムのようです。
②の場合は、もはや宅配業者も病院側も受取者も全員「?」の状態に陥ります。

必ず、看護師にひと声相談してからにしましょうね。
禁酒・禁煙を守ってもらえない


びっくりするでしょう。本当にあることなんです。
そもそも、病院内にある売店を見れば分かると思います。
高速道路のサービスエリアに、お酒がいっさい置いていないのと一緒のことです。
もちろん、お見舞いに来る人も気をつけなければいけません。
健康増進法により、病院では敷地内禁煙(一部を除き)です。
また、外来通院中から禁煙(禁酒)されるよう病院側から指導、説明されているかと思います。

それでも、タバコを吸ってしまった患者の末路を教えましょう。
医者から本気で怒られて、予定されていた手術が数週間延期になりました。
「あなたの今の生き方は、あとどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」と。
病院スタッフからも信用を無くして、手術日までの医療費もかさんだことでしょう。
患者様が体調を崩し、回復を待って、そこから手術の準備となることも考えられます。
またこのコロナ禍では、医療逼迫の影響で手術自体が出来なくなる可能性もあります。

病気を治すことを1番に考え、病院の期待を裏切らない行動をすることが大切です。
私たちは喫煙者ではありません。
したがって、禁煙のつらさは分かりませんが、正しい知識・行動で、禁煙できるといいですね!
「後でいいので〜」「時間がある時でいいから〜」とお願いする


自分が反対の立場なら嫌なのに、つい言っちゃいそう…。

これはよくあることです。
「後ででいいから。時間のある時に。」そんな言葉で、夜勤帯にお願いされる時があります。
こんな調子で、15分後に「さっきお願いしたんだけど。」と他のスタッフにもお願いしている場合があります。
看護師は、インカム(無線機)でやりとりしていません。
特に夜勤帯の看護師は、少ない人数で、そして限られた時間で、複数の患者様を担当しています。
もしかしたら異変が起きている可能性の状況で、何を優先してどのように対応するかといった“マルチタスク”で仕事をしているのです。
例えば、
との【10分前】のお願いと
どちらが優先度が高いかお分かりですね。
高熱の患者様を対応をしていたら、病状によっては30分でも足りません。
しかし、水が欲しい患者様は、高熱の患者様の状況は知らないので「私のお願いを忘れられている!」と感じるかもしれません。
病院内に関わらずですが、下記のとおりするように努めてください。
- 人にお願いするときは「いつまでにこうして欲しい」と期限を明確にする。
- その依頼した事は、実施・達成可能なことなのか相手に判断してもらい、きちんと回答を得る。
- 対応できる期限にお互い折り合いをつける。
- 実施・達成が不可能な時には、代替案を提示する。
今回のまとめ

患者様も医療従事者もお互い人間です。
合う合わないもあると思いますが、コミュニケーションをとり、より良い入院生活を送れればと思います。
そして、自分が話す2倍の時間、医者や看護師の話を聴いた方が身のためです。

口は1つだけど、耳は2つあるもんね。

私たち看護師もつい「大丈夫です」と曖昧な表現を使用してしまう時があります。
「大丈夫です」ではなく「わかりましたorできません、厳しいです」と答えるべきで、看護師を10年以上経験してもまだまだ勉強しながらのお仕事です。
患者様との言葉には注意して、コミュニケーションを図っていきます。
入院する側も、病気を治すことを最優先に考え、看護師と良いコミュニケーションをとって元気で病院を出て行ければいいですね。
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