友達関係、仕事関係、夫婦関係、親族関係などなど、ハッキリ言って全てが楽しいことだけではありませんよね。
楽しいこともあれば、「めんどうだな…」「参加したくないな…」と思う場面があります。
そんなシーンには、「断る」という決断が必要です。

断る場面では、どうしても、お互いにネガティブな気持ちになりがちです。
- 自分は、『断って申し訳ない』という気持ち
- 相手は、『断られてショック』という気持ち
しかし、これらの気持ちは、単純に言葉のコミュニケーションのミスによるものなんです。
断る時には、いろいろな理由がありますね。
相手が嫌いだから、本当に忙しいから、はたまた、もう自身の能力的な問題か…。

言葉の選択を間違えると、断られた側はその理由を勘違いするかもしれません。
そんな時、相手に勘違いされないどころか、相手に好印象を与える断り方があることをご存じですか?
そんな「断ることで評価があなたの上がる言葉」を知りましょう!
今まで、断ることが苦手だと思っていた人も、きっと気持ちがラクになるのではと思います。
それでは、早速みていきましょうっ!
条件付きOK型

お誘いへの返答は、「YES!」「NO!」だけではありません。
白黒ハッキリしないオフホワイトな世界、自分の心はいつだってグラデーションです。
ほんの少しは参加したいOK!な誘いもあれば、半分くらいOK!な誘いもあるはずです。

だからこそ、完全に断らなくてもいいですし、完全に受け入れる必要もありません。
断る際には、相手に勘違いされない使え方が肝心です。
そんな時は『どこまでならYES!、どこまではNO!』をそのまま伝えてみてはどうでしょう?
だって、誘われた側が主導権を握るのは当然のことではありませんか。
まずは、こんな方法があります。
- 最初の1時間だけでよろしければ参加します。
【時間条件付きOK】です。
〇〇でもよろしければ(よければ)をクッション言葉に使うと、上手に伝えることができます。

仕事やお食事のお誘いなど、自分の時間に制約がある場合で、半分くらいは参加してもいいかな?という場面で有効です。
お次は、こんな方法で断りましょう。
- 重たくない和食ならいけます!
- 日本酒は飲めないけど、カクテルなら飲めます!
はい。完全に飲み会の誘いの場合ですね。
これが【ジャンル条件付きOK】です。

映画などでも、恋愛映画、アニメ映画、バトル映画などある特定のジャンルなら好きということが、みなさんにもあるかと思います。
これらの【条件付きOK型】は、マイルドに自分の意見を主張することができるので、距離感を詰めたい相手にもおすすめです。
異性関係で使うと、たとえ結果的に全てをOKしなくとも、相手との距離を縮めること間違いなしです。
相手の提案の良いところだけ残して、自分の意見を乗っけてみる。それで相手の反応を待つ。
心が0か100ではないように、伝え方も0から100まで、何通りもあるのです。

今夜飲み会、みんなと行かんかね。

オシャレなクラフトビールのお店で、オマール海老のスープがあるお店なら良いですよ。
このように、完全に行きたくない(その時間がない)場合は、このように具体的に無理難題を入れると、いく気がないのが伝わります。
断りたい場合にとっても有効ですね〜。あいまいな返事はNGですよ!
リスケジュール提案型

この【リスケジュール提案型】で、代替案を提案することで「本当はいきたい」という思いが相手に伝わる方法です。
「予定がありまして…」なんていつもの言い方では、相手に「本当かな…?」と疑心を与えてしまいます。
- 次の機会は、お付き合いしますので、だけどまた誘ってください。
どうでしょう。言い訳せずにキッパリ今回の提案を断り、なおかつポジティブな印象です。

断り文句は、言葉足らずになると相手に余計な誤解を与えてしまいます。
そこで、言葉を補完し、思いを正確に伝えましょう。
その時に使える接続詞は「だけど」です。
- 今日は無理だけど、他の日ならいきたい。
- 日本酒は無理だけど、カクテルなら飲める。
- 今週は無理だけど、また来週にしませんか。
だけど、を付けるだけで、自然とフォローの言葉が出てきます。
「理由」+だけど+「フォロー」
この型にはめる、【リスケジュール提案型】は自分の意思をハッキリ伝えられる、芯の通っている返事の仕方です。

家に帰って家事など忙しい場合でも、別の日までに洗濯物など片付けておけば次回は参加できますからね。
仕事でも忙しい、家に帰ってからも忙しい状態では、何に対しても断るしか無くなってしまいます。
そうすると、結果誰からも誘われなくなるという事態になりますので、やらなくてもいい家事はやらないと決めることが大切です。
代替案型

「〇〇はできないけど、△△ならできる」は断りの王道です。
引き受けたい気持ちはあるのに、それができない時はこの【代替案型】を使用しましょう。

代替案なしに「これは無理ですねぇ〜」だけでは、誠意がありませんからね。
例えばこんな使い方はどうでしょうか。
- 明日にすべては無理ですが、半分は終わらせます。
- 私にはできませんが、できる人を紹介します。
- それは無理ですけど、他の方法なら協力できます。
など、どれも受け取った方は悪く思わない文章になっていますね。

終わりよければすべて良し。文章はポジティブで着地を意識しましょう。
私たちがよく使うのは、【お断り】+だけど応援しています!という魔法の言葉!
「今回は無理ですが、だけど応援しています!」といった具合です。
だって、応援なら参加してもしなくてもできますからね。応援だけならね。
もう完全に断りたい型

完全に断りたい時は、余計な理由を言わずに会話をシメて、会話の主導権を握ることが大切です。
- ごめん、いけない。でも誘ってくれてありがとう。
- ごめん、できない。また時間がある時にでも。
どんなことでも、『会話の終わり』を決める人は主導権を握ります。

「シメの言葉」大事ですね!「ごちそうさまでした」みたいな。
大切なのは理由なしでシメの言葉をいうことです。
「あ、今お金なくて…」→「じゃあ、おごるよ!」みたいになってしまいます。
相手に【代替案型】を使用されてしまいます。

完全に断りたい時は、余計な理由を言わずに会話をシメる。これに尽きます。
「終わりを制するものは、会話を制す」とでも覚えておきましょう。
「…でも、誘ってくれてありがとう♪」このように、付け加えるだけで会話の流れが「行く」「行かない」を超越するのです。
「いつなら空いてる?」なんて言われても、「今後確認しておくね♪」と曖昧にして会話の主導権を握りましょう。
今回の記事は、普段の会話や友達関係、仕事関係、夫婦関係、親族関係などで使える表現を記載してみました。
今回参考となった図書を、最後にご紹介します。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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