さぁ、結婚という現実の世界へようこそ。
結婚からの夫婦生活は、洗面所の流し台にいつも髪の毛が落ちていて、鏡には歯磨き粉の白い点が散らばっており、トイレットペーパーの補充がなく、お風呂掃除はどちらがやるかで口論が始まる生活です。
出会った日と、ずっと同じ人はいません。

しかし、私たち夫婦はある5つのこと大切にしているので、口論どころかケンカしたことがほぼありません。
夫婦関係で悩み・うまくいかず・楽しくない・幸せじゃないと思い、カウンセリングを受ける夫婦は多いです。
今回は、厚生労働省が令和3年6月4日に公表した最新のデータを交えながら、親密な関係を築くため夫も妻も知っておくべき5つのことについて学んでいきましょう。
カウンセリングは、この5つを知って行動してからでも遅くはないし、結論不要になるかもしれません。それほど、充実した記事に仕上げています。
それでは早速見ていきましょうっ!
- 新婚生活・結婚生活にこれから不安がある方や、既に不満がある方
- 最近相手の関心は、スマホ、テレビ、YouTubeばかりで、私に興味を持ってもらえていないと感じている方
- 『結婚後の行動は、恋愛中に見せた行動とは異なる』という真実を知らない方
- 私たち夫婦が大切にしている【5つのこと】を知りたい
【結論】私たち夫婦が大切にしている5つのこと

結婚生活を楽しく充実したものにするために、“ルール作り”というのも確かに大切ではありますが、それは特殊環境下で行う『その危機を脱出する一時のワザ』に過ぎません。
普段の生活の中で、法律じゃあるまいし、ルールという名の縛りをたくさん作っては、息苦しく感じたり自由がなくなり疲れてしまうのがオチです。

最小限のルールで、次の5つのことを大切にしてみてください。きっとお互いに愛が生まれます。
- 肯定的な言葉で相手に接しよう
- 充実したある時間(クオリティ・タイム)を作ろう
- 贈り物(プレゼント)を贈ろう
- 相手にとってのサービス行動をしよう
- 身体的なタッチで直接相手に伝えよう
後述しますが、この番号は“大切な順番”ではありません。
1つひとつ詳しく解説していきますのでご安心ください。
これから読むにあたっては、相手にもっとふりむいて欲しい、もっと注意を払って欲しい、相手のために時間を作って、一緒にいろんなことをして欲しいという、前向きな考えで読み進めてくださいね。
それでは、まずは厚生労働省が令和3年6月4日に公表した最新のデータを分析して、結婚観について学んでいくことから始めましょう!

データ分析は大事です。
国は統計データを活かして、国策を打っているからです。
データは数字でしかないものの、それは1つひとつの事実のエピソードが詰まったもので、最終的な形が数字として表示されているから大切なのです。
日本の離婚率は●●%で、約●組に1組は離婚している

結論から、タイトルの数字を紐解いていきましょう。
いずれも、2020年(令和2年)の最新のデータです。
- 婚姻件数:525,490組
- 離婚件数:193,251組
日本の離婚率は37%で、約3組に1組は離婚しています。

知りたくなかった、この数字(笑)
では、グラフで見てみましょう!
厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況 図 より引用
近年、離婚率も婚姻率も、どちらも減少傾向にあることがパッと見で分かります。
ちなみに、右側のグラフの婚姻件数は戦後最小の数字と、なんとも悲しい結果です。
もちろん2020年は、世界情勢の大きな変化で、人流が抑制されて出会いの場も少なくなってしまったのが大きな原因の一つでしょう。
ただ、朗報もあります!
離婚件数は、前年の2019年(令和元年)20,8496組から大きく減少しました。
1万組以上、人数にすると2万人も離婚は減少したのです。
これは、コロナ禍で危機感を感じ、お互いの絆や愛が再確認・育まれ「この危機をなんとか乗り切ろう!」という強い表れと分析しています。

実際パートナーがいた方が、何か自分に危機が訪れた時に心強いですよね。

最近は“熟年離婚”が多いって聞いたけど…、そのへんどうなの?
確かに、熟年離婚というキーワードがテレビニュースなどで取り上げられています。
とは言っても、実際は結婚の期間が短いほど離婚率が高いのが現状です。

厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況 図 より引用
『同居期間10年未満』が、離婚件数の約半数を占めいているのが現状です。
むしろ、20年以上という範囲の大きさに比べ、逆に少ないとすら感じます。
これがマスコミからの刷り込み教育ですね。データを正しく理解する能力は非常に重要です。
そして何より、データを自分の手と目を使って確認することが大切です。
以上で、日本の婚姻・離婚の基本データを理解しました。
普通に接していては、離婚する3組中1組に、自分たちが入ってしまうのです。
それでは早速、私たち夫婦が大切にしている【5つのこと】を深掘りしていきましょう!
肯定的な言葉で相手に接しよう

結婚において夫婦は対等であり、2人は成人した人生のパートナーなのです。
もちろん、2人とも完璧な人間ではありません。
なので、時にはどちらかが間違った考え方や行動をしてしまうことは、“もはや前提である”とご理解ください。

そして、愛の偉大な伝達手段は【ことば】です。
称賛や感謝の言葉です。行動ではありません。
もしも、相手が間違った考え方や行動をしてしまった時、相手を説得するのではなく、理解と和解、共感を求める。これが成熟した愛の姿です。
そして、言葉を選んで使用するのはもちろん、その際の態度・口調に気をつけましょう。
- やわらかな答えは、いきどおりを静める。
- 激しいことばは、怒りを引き起こす。
これは、言われてみれば当たり前のことです。しかし、多くの人ができていません。
例えば・・・

まだ、お風呂掃除してないの?さっき頼んだでしょ!何回言わせるのっ!

今、風呂の栓抜いて来たんだよ!まだ風呂に水溜まってるから、掃除できないの!
これが、【激しいことばは、怒りを引き起こす】パターンです。
「目には目を歯には歯を」となり、やられたら同じようにやり返すという負のループです。
これからは、こうして改善してみましょう。

今日はキレイなお風呂でゆっくりしたいの。あなたもお仕事で疲れているけど、きっと同じ気持ちでしょう?

お風呂は毎日キレイなお湯に浸かりたいよね。分かるよ。待ってて、今お風呂の水を抜いているところだから。
- 今日はキレイなお風呂でゆっくりしたいの→あなたのリクエスト
- あなたもお仕事で疲れているけど→私はあなたを理解しているという表れ
- きっと同じ気持ちでしょう?→相手に共感を示している
これがタイトルにある【肯定的な言葉】です。
もちろん、この後に「ありがとう、あなたのおかげで今日もキレイなお風呂に入れるわ、幸せ。」と若干言い過ぎるくらいの、称賛や感謝の言葉を送りましょう。
相手が自分のリクエストに答えたのですから、言い過ぎるくらいでちょうどいいのです。
夫は肯定的な言葉を受け取り、次回も「お返しに相手の望むことをしてあげたい」という意欲を掻き立てられます。

このように、態度・口調に基づいて、相手はメッセージを解釈しています。
あなたは何を中心に生活をしていますか?
【配偶者・家族・仕事・所有物・娯楽・お金・自己】以上、7つあります。
充実したある時間(クオリティ・タイム)を作ろう

ここで、難しい質問ですが「“愛”ってなんでしょうか?」

それが知りたい・感じたいから、この記事を読んでるんです。
これは私たちなりの解釈ですが、愛とは
『僕は君と結婚している。だから僕は、君にとって大切な事に心を配る。僕はそうすることをいつも選択する。』という態度
であったり、または、
『もっと私に振り向いてほしい、もっと注意を払って欲しい、私のために時間を作って一緒にいろんなことをして欲しい』という気持ち
であると感じています。そしてこれからもきっと、愛を感じ・学んでいくのでしょう。

今回大切なのは、充実したある時間(クオリティ・タイム)を作ろうということです。
最近、あなたの注意力を占領しているのは、スマホであったり、テレビであったり、YouTubeではありませんか?
だとしたら、きっと相手は寂しがっています。YouTuberに嫉妬するレベルです。
さて。最近、夫や妻が話しかけてきた事はなんでしょうか?

妻が職場での愚痴を話してきたけど、疲れるし正直聞きたくないよ…。まともなアドバイスすると、なんか逆ギレされるし。
なぜ、妻が夫に職場の問題を話すのか?それは、
『相手に共感して欲しいから。親身になって話を聞いて欲しいから。夫が妻を愛しているよ、妻(私)の味方だってことが知りたかったから。』
たったそれだけです。根本的な内容を解決する、アドバイスなんてほしくないんです。
相手が話をしているときに大切なことは、
- 夫や妻が話をしているときは、相手から視線を逸らさないこと
- 心から注意力を注いでいることを相手に伝えること(ボディーランゲージなど)
- 夫や妻の話を聞きながら、何か別なことはしない
- 誠心誠意耳を傾ける・うなずく
- 絶対に相手の話を遮らないこと
です。
でも、忙しいときに話しかけられる時もありますよね?その場合は簡単です。
『忙しいときはそれを伝える。「君のために今〇〇をやっているんだよね、あと10分後に聞くね。」など建設的なアプローチをすること。そうすれば、10分待つというそのリクエストは相手に承認される。』
この技術をぜひ覚えておいてほしいです。
そして、子育て中の夫婦が、最高のクオリティ・タイムを作り出す制度は、既にお国さまが準備してくれていますよね。
会社の空気を読み使用しない・よく知らないから使用しないといった行動は、もはや「切り捨てゴメン!」で夫婦関係を断ち切ったと言ってもいいでしょう。
上記の過去記事は、ゼロから学べます。新たに来年の令和4年4月1日から施行(開始)される内容を網羅されていますのでご覧ください。
そして【後編】へ続く・・・
後編は、下記について掘り下げていきます。
- 贈り物(プレゼント)を贈ろう
- 相手にとってのサービス行動をしよう
- 身体的なタッチで直接相手に伝えよう
そして、結局どれが1番大切なのか?という疑問について解説します。
また、裁判所の司法統計による、全国の家庭裁判所に申し立てられた、離婚調停の原因の統計データを元にグラフを作成しました。
そして、『男女別 離婚原因ランキング』を発表します!
なかなか、内容が濃くなってきましたね!後編もぜひ、お読みくださいね。
今回の2つだけでも十分に効果がありますので、今日から夫婦生活に取り入れてみてください。
後編の記事がまだ未読の方は、下記リンクボタンからどうぞ。
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