【看護師からの教え】あした死ぬかもよ?健康寿命から逆算する人生

看護師

 人間は「オギャー」っと産声をあげてから、「死」にむかって歩き出します。

 生きているものには、いつか「死」が迎えにきます。

 しかし、そのお迎えがいつだかなんて、誰も分かりません

妻

皆さんにとって「死」は、どのくらい身近なものでしょうか?

 今回は、『死を目前にした人の看護をする職業』をしてきた、妻看護師の視点で一緒に「死」について深く考えていきましょうっ!

こんな人に読んでほしい
  • 看護師が聞いた、死を目前にその人が言った【死ぬ前の言葉】を知りたい。
  • 死を目前にその人が言った【死ぬ前の言葉】の共通点を知りたい。
  • 最新の日本人の健康寿命を知り、人生を楽しむ重要な視点を学びたい。
  • 人生は●●の合計であり、人生において最も大切な仕事は●●●作りである。



現代を生きる私たちは【不安を抱えて生きてきた人】の子孫です

 私たちは、全て女性の体から生まれ、この世に生を持ちました。

 現代を生きる私たちは…

  • 「病気にならないためにはどうしよう?」
  • 「もっと長生きするにはどうすればいいのだろう?」
  • 「災害にあったら?食糧危機が訪れたら?」

 と、不安を抱えて生きてきた人の子孫です。

 そのため、人生に不安を抱えて生きることが、遺伝子に刻み込まれている、と言っても過言ではないでしょう。

 しかし、こんなことを思って生活している人はいませんよね?

絶望している人
絶望している人

明日、自分が死んだらどうしよう…

 これは、『考えても自分がいつ死ぬか分からない』『死ぬことを考えて生きても仕方がない』脳が意識しないように努めているから、今日も前向きに外の世界に歩き出していける訳です。

 子供の時は将来の不安、社会人になりお金の不安、歳をとって健康の不安が出てきます。

 前世の人たちも、同じ不安だったに違いありません。

夫婦
夫婦

その不安は異常ではありません。

変にストレスに感じないようにしましょう!

 だからこそ前世の人たちは、人間のデータを蓄積して、現代を生きる人にヒントを残してくれました。

 それが【平均余命】と【健康寿命】です。

平均寿命よりも【健康寿命】を意識しよう

 厚生労働省が出している、最新の令和元年簡易生命表によると、男の平均寿命は 81.41 年女の平均寿命は 87.45 年です。

 前年と比較して、男は 0.16 年、女は 0.13 年上回っています

 日本の人口は減っていますが、寿命は伸び続けているんですね。

 例えば、現在30歳の人の平均余命は、男 52.03 年女 57.91 年になっています。

厚生労働省 令和元年簡易生命表の概況 1主な年齢の平均余命 より引用編集

 自分の年齢と照らし合わせて、再度残りの寿命を確認しましょう。

 だいたい45歳以上の方は、人生折り返し地点に立っていますね。(後半で、もっと悲しい結果に)

夫婦
夫婦

それでは、みなさんは【健康寿命】という言葉は知っていますか?

 厚生労働省のe-ヘルスネットで検索すると健康寿命とは、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した新しい指標『平均寿命から、寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間』です。

 これまでの平均寿命はいわゆる「寝たきり」や「認知症」といった介護を要する期間を含みます

 そのため、生涯の健康な時期とに大きな開きがあることが指摘されておりました。

 平成22年の平均寿命と健康寿命の差では、男 9.13 年女 12.68 年の差があります。

厚生労働省 平均寿命と健康寿命をみる より引用

 先程の、平均寿命から男性は9年、女性は13年を引いてください。

 すると、健康寿命では35歳以上の方は、既に人生折り返し地点にいることが分かります。

 やりたい事ができる時間=健康な時と考えると、だいぶ時間が限られていますね。



看護師が聞いた、死を目前にその人が言った【死ぬ前の言葉】とは

 妻は看護師を志すまで、「死」について真剣に考えたことがありませんでした。

夫

普通の職業では、死について考える機会はなかなか無いですね。

 妻は看護師となり、多くの患者様に関わらせていただきました。

 そして「死」に関わらせていただくこともあります。

 以前、90歳代の患者様とお話した時に「これからやりたいことは何ですか?」と聞いたことがありました。

 その質問に対して、こう回答をいただきました。

「新幹線に乗ってみたい。いままで、遠出するときはいっつも私が車の運転してたから。新幹線で東京まで行ってみたい。」

 と。

 また、ある患者様は、

「入院していると自由にお風呂に入れない。お風呂に入って、ノンアルコールビールの糖質ゼロのビール飲みたいなぁ。」

 と言っていました。

妻

これらを聞いて、あなたはどう思いましたか?

 新幹線に乗る・東京に行く・好きなもの食べる・お風呂でゆっくりする・晩酌をする。

 そんな何気ない毎日が送れなくなる。

 そんな日がくるなんて、思いたくないですよね。

 死んでいく人の言う事実がこういった、ほんの些細な願いなのです。

【お金から楽しみを引き出す能力】は、年齢と共に下がってく

 あなたが大切に貯金しているお金は、いつ・何のためにとっておいているのですか?

  • 老後2,000万円が不足する、そんな将来の不安のためですか?
  • 最後の最後の、たった数日の延命措置のために、莫大なお金が必要だからですか?

 確かに、資産額が自己肯定感・精神的余裕に繋がっているのは間違いありません。

 けれど、あした死ぬかもしれない。もしかしたら、あと数時間後に死んでしまうかもしれない。

妻

90歳代になっても、やりたいことがあるのです。

 きっと“今”の皆さんにも、“今”やりたいことがあるはずです。後悔のない人生にするために、死ぬ前にやっておきたいことが。

 健康で体力がある内にお金を使った方が、価値ある体験・勉強・経験に変えることができます。

 お金で買えちゃうんです。

 お金から、楽しみを引き出す能力が高いのは、健康のある若いうちです。

 お金を使う心配があるなら、若いうちからFIREを目指す資産形成方法を行なっていけばいいのです。(単利や複利についても学べます)

 極端な話、20代の人が持っている1,000万円、90歳の人が持っている1,000万円は価格は一緒でも、“価値”が違うということに気づくこと

夫婦
夫婦

この気づきが、お金を価値ある人生経験に変える最初の一歩です。

 人生は経験の合計であり、人生において最も大切な仕事は思い出作りである。

 これが最初の●●の回答です。

  • 過去の楽しかった思い出を、友達同士で懐かしく語り合う。
  • 武勇伝を、満足気に会社の同僚に披露する。
  • 家族旅行から家に帰ってきても、楽しかった記憶がずっと続いている。

 人間は脳の記憶により、経験は継続的な配当を生み出すことができます。

 しかも、残りの人生に複利効果で配当を生み出し続けるのです。

 こちらの本で私たち夫婦も考えさせられました。



【好奇心・意欲・食欲】が低下し、モノより健康に気を使うその前に

 もし、あした、自分が死んでしまったら?

 もし、あした、大切なひとが死んでしまったら?

 後悔なんて全くありません!と言える人ばかりではありませんよね。

 なくなってから気付くことは、これまでもこれからも、きっとたくさんあると思います。

読者
読者

そんなこと言っても、何をすればいいのか思いつかないよ。

 という方もいると思います。そんな人は、今をもっと大事にしてみませんか?

  • 毎日頑張ってくれてありがとう、私!
  • 家族が生きていてくれてありがとう!
  • 楽しい時間をありがとう、友人!

 そういうふうに、言葉に出してみるのも大切です。

 知的好奇心が湧いてくる勉強、やっていて意欲が出てくる趣味、食べて幸せになれる食欲、全てに感謝です。

 少し哲学的ですが、今を生きれるのは今しかありません。そして、人生で1番若い日でもあります。

 今を大事にしないと、人生最後の場所で過去を振り返った時、後悔が増えてしまいますよ。

最後に・・・

妻

入院されてくる患者様の状態は様々です。

 患者様・ご家族、医療従事者も元気に退院することを目指しています

 しかし残念ではありますが、それができない人もいます。自分自身が思い描いた未来が、手に入れられないこともあります。

 人生は、全てが思うようにはいかないものかもしれません。

夫婦
夫婦

それでも、今生きていることは、未来に繋がってます。

 お金は、人生を楽しむ重要な目標の達成に役立ちますが、何かを楽しむには最低限の健康が必要になります。

 悔いのない人生のためにも、年齢とともに支出と貯蓄のバランスを最適に保ち、健康寿命から人生を逆算することで今を大事に生きましょう。

 そして家族や友人など、私自身を支えてくれている人達に感謝の言葉を送りましょう!

 最後にこの本を読んで、人生とお金についても考えることをお勧めします。

 日本語で直訳すると「ゼロで死ね」となんとも、ビックリするタイトルですがとでも勉強になりました。

 

 最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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